開催日:2026年4月26日
会場:丸和オートランド那須
天候:晴れ
路面状況:ドライ
全日本ダートトライアル選手権第3戦の舞台は、日本を代表するダートトライアルコース、丸和オートランド那須。舗装をまたぐ路面は攻略が難しく、今回も砂利が掃けて地盤が露出する難しい状況に。例年以上にタイヤ選択と路面対応力が勝敗を分ける難しい戦いとなった。
PNE1クラス:小山健一が“チーム力”で掴んだ勝利

小山が勝利を手にした裏には、チームの総合力があった。通常とは異なる散水と路面状況に対し、直前でタイヤ選択を変更。その決断を支えたのは、迅速に対応したメカニック陣だった。チームメイトの杉浦が準優勝に入るなど、地元戦での“チームアクション”の強さが際立つ結果となった。
PN1クラス:北原栄一が執念の復活勝利! 日産で頂点へ

6年ぶりに日産車での勝利を掴んだ北原。N1クラス消滅により愛車パルサーを手放してからの試行錯誤、そしてノートでの挑戦。その道のりは決して平坦ではなかったが、セットアップの方向転換とドライビングの進化がついに結実した。激戦区PN1での価値ある一勝は、こだわりを貫いた者だけが手にできる勲章だ。
PN2クラス:奈良勇希が“完走第一”からの価値ある勝利

過去2年連続でクラッシュに見舞われた丸和に、奈良がリベンジを果たした。「まずは無事に帰る」ことを最優先に据えた走りが、結果的に勝利へとつながった。万全のサービス体制とリラックスできる環境も後押しとなり、精神面の安定が光る一戦となった。
PN3クラス:波乱を制した佐藤秀昭が勝利

有力選手のミスも絡み、波乱の展開となったPN3クラス。その中でチャンスを確実に掴んだのが佐藤だった。混戦の中で結果を出す勝負強さが光り、存在感を示す一勝となった。
Nクラス:宝田ケンシローが待望の今季初勝利

開幕から2位が続いていた宝田が、ついに頂点へ。クラス間散水により極めて滑りやすい難コンディションとなる中、的確な対応でライバルを抑えた。これまでの悔しさを晴らす価値ある一勝で、シリーズ争いにも弾みをつけた。
SA1クラス:平川慶一が悲願の初優勝! 地元で歓喜

全日本初優勝を、走り込んできた丸和で達成。砂利が掃けて地盤が出る特殊コンディションを大好きなスーパードライタイヤ(95R)を選択する判断が的中した。「好きな路面で楽しく走れた」という言葉通り、攻めの姿勢が結果に直結。記憶に残る初優勝となった。
SA2クラス:浜孝佳が恐怖を乗り越え覚醒の一撃

クラッシュの影響による恐怖心を抱えながらの参戦となった浜。しかし2本目、「がむしゃら」に攻めた走りがクラスベストタイムを叩き出す結果に。自らの殻を破ったこの一撃は、今後の巻き返しを予感させる大きなターニングポイントとなった。
SCクラス:亀山幸弘が復活の今季初優勝

インプレッサを駆る亀山が、2024年シーズンの最終戦タカタで劇的なシリーズチャンピオンを手にして以来、待望の今季初優勝を飾った。約1年6ヶ月ぶりに表彰台の頂点に立ち、改めてその実力を証明した亀山。次戦以降の活躍から目が離せない。
D1クラス:パッション崎山が丸和初制覇! 勢い加速

崎山が丸和で初優勝を達成。今後のラウンドを見据えつつも、「出るレースは全て勝つ」と強気の姿勢を崩さない。マシン・ドライビングともに進化を続ける中、その勢いはさらに加速していきそうだ。
D2クラス:田口勝彦が盤石の走りでタイトルへ前進

やや低速寄りで滑りやすい路面となった今回の丸和。それでも田口は的確にまとめ上げ、安定した速さで勝利を獲得。この結果により選手権争いでも優位に立ち、「気を抜かずに戦う」と気を引き締めた。王者の風格を感じさせる一戦となった。
リザルト
| Class | Name | Car | Best Time |
|---|---|---|---|
| PNE1 | 小山 健一 | A DLベリティーMSスイフト | 1’49.472 |
| PN1 | 北原 栄一 | YHテインFTセラメタNOTE | 1’52.279 |
| PN2 | 奈良 勇希 | ブリッドDLレプソルスイフト | 1’48.513 |
| PN3 | 佐藤 秀昭 | DL・KYB・KITBRZAT | 1’50.840 |
| N | 宝田ケンシロー | YHFTコマツオクヤマGRヤリス | 1’42.705 |
| SA1 | 平川 慶一 | メープルクスコWMDLスイフト | 1’46.349 |
| SA2 | 浜 孝佳 | XPL・ADVANランサー | 1’40.820 |
| SC | 亀山 幸弘 | YH栗原オート企画インプレッサ | 1’40.633 |
| D1 | パッション崎山 | DL☆ラブカ☆テインMR-S | 1’46.833 |
| D2 | 田口 勝彦 | HKSランサーエボリューション | 1’38.457 |
ご注意
本レポートおよび結果表はJDCEAが独自に取材・入手したもので、JAFの公式発表ではありません。内容に誤りや他の発表と異なる場合がありますので、参考資料としてご覧ください。
