2026年JAF全日本ダートトライアル選手権 第5戦「ALL JAPAN SUPER DT in EBISU」ダイジェスト

開催日:2026年6月27日~28日
会場:エビスサーキットスライドパーク
天候:晴れ
路面状況:ドライ


全日本ダートトライアル選手権第5戦は、福島県のエビスサーキットスライドパークを舞台に開催された。スライドパークは旧南コース、元々D1選手権などが行われた名門コースで、その舗装の表面を削って滑りやすくした他のダートトライアルコースとは一味違うコースである。そのコースで最終的には舗装路面に限りなく近くなりブラックマークも多く出現するという、ダートトライアルとしてはある意味難しいコンディションとなった。

PNE1クラス:小山選手が苦手意識のあったエビスラウンドをイメージ通りのドライの走りで鮮やかに攻略

「あまり得意ではないエビスでの一戦。公開練習や決勝1本目は良いところが出せず悪いイメージしか浮かびませんでしたが、決勝2本目は懸念された散水の影響もなく、早いゼッケン順ながら完全なドライ路面で走ることができました。久しぶりのドライでイメージ通りに走れ、いくつかの失敗はあったものの、しっかりと結果に結びつけることができて良かったです。」

PN1クラス:工藤選手が見事な職人技で今季3勝目をマーク

「今回はヒート2の路面状態に驚かされました。このような路面になるとは想定しておらず「95R」を用意していなかったため少し焦りましたが、無事に今季3勝目を挙げることができて一安心しています。タイヤなんて黒くて丸ければ何でもいいんですよ(笑)!」

PN2クラス:エビス仕様に仕立てたマシンで奈良選手が今季3勝目

「土曜日の1本目から調子が良く、それが逆にプレッシャーとなって2本目は本当に緊張しました。しかし、最後は自分を信じて走りきることができました。週末にトータル1500kmを超える移動を厭わず練習を重ね、マシンもエビス仕様に仕上げるなど、地道に積み重ねてきた努力が実工夫を奏したと思います。」

PN3クラス:竹本選手が慣れ親しんだホームコースで地元の声援に応える悲願の初優勝


過去2年連続で2位と、あと一歩で悔し涙を呑んできた竹本にとって、日頃から勤務するホームコース・エビスは絶対に負けられない特別な一戦。1本目からトップタイムで主導権を握ると、2本目では仕上がったマシンを武器に自身のタイムを大幅に短縮。地元の熱い声援を背に圧巻の走りを披露し、悲願の初優勝を劇的なドラマで達成しました。

Nクラス:宮地選手が71歳にして掴み取った全日本初優勝!

「ゴールした時点ではベストタイムでしたが、非常に難しい路面コンディションで上手くいかない部分も多く、後続の強豪たちに抜かれるだろうと思っていました。結果的に最後まで抜かれることなくトップを守り切り、71歳にして全日本初優勝を飾れたことは非常に嬉しい限りです。これからも老体に鞭打ってまだまだ頑張ります!」

SA1クラス:キャサリン選手が入念なテストで掴んだ好セットアップを武器に逆転の王座獲得へ望みをつなぐ

「今週末は前半セクションが上手くいかずに落ち込んでいましたが、周囲の皆さんから様々なアドバイスをいただき、死に物狂いで攻めた結果、上手く走ることができました。事前にオートパーク今庄2で様々なメニューをチャンプと考えテストした結果から良いセットが組み上げることができました。まだシリーズ折り返しなので、諦めずチャンピオン目指していきたいです。」

SA2クラス:浜選手が得意のドライセクションで一気にマージンを稼ぎ優勝

「昨年のエビスからテストでターマック用のサスペンションを装着して挑み、結果が良かったので今年もターマックサスペンションで走行しました。今年は事前にウェット路面で走りテストをしてみましたが、公開練習と本番1本目では、路面状況が安定しておらず車がピーキーな動きになり、かなりコントロールに手こずりました。2本目走行時には、ほぼ舗装路面になった事により安定して気持ちよく走る事が出来ました。ターンで失敗しましたが、その他の区間でマージンを稼ぐ事が出来たのが勝因かと思います。」

SCクラス:亀田選手が前半の得意セクションで築き上げたマージンを守りきり僅差の勝利

「前半は得意なコンディションだったので、とにかく丁寧に走ってタイム稼ぎました。登りの直線で追いつかれるのは分かっていたので、前半の貯金を放出しきらず僅差で逃げ切れて本当に良かったです。」

D1クラス:山崎選手は手負いの満身創痍ながら息子のセッティング案で勝利

「二週間前にミラージュを整備していて手を4針縫う怪我をしてしまいどうなることかと思いましたが、痛みをこらえながらサイドを引き、なんとかタイヤ交換など息子の手を借りて何とか走れる状態に。その息子はラジコンバギー全日本3位経験者なので、足回りセッティング案を取り入れ公開練習から調子よく勝つことができました。」

D2クラス:炭山選手がタイトル奪還に向けた大一番を制する

「昨年は惨敗だったエビスラウンドで今までと全く違うように準備しました。本番想定ではテストが難しい路面なのでイメージを頼りにセットした結果、所々不満はありましたが優勝出来て良かったです。ここで優勝が無いとシリーズタイトル後半での挽回が出来ないので、残りのラウンドで踏ん張りタイトルを目指したいです。色々なキャラクターのコースが有る全日本ダートトライアルは攻略し甲斐が有ります!」

リザルト

ClassNameCarBest Time
PNE1小山 健一 A DLベリティーMSスイフト1’31.568
PN1工藤 清美工藤ホンダDLワコーズフィット1’31.065
PN2奈良 勇希ブリッドDLレプソルスイフト1’27.951
PN3竹本 幸広YH・KYB・スラパ・GR861’28.678
N宮地 雅弘YHワコーズ・ボーエムランサー1’24.309
SA1キャサリンYHATSGCスイフトRSK1’27.203
SA2浜 孝佳XPL・ADVANランサー1’22.258
SC亀田 幸弘YH栗原オート企画インプレッサ1’20.804
D1山崎 迅人YHマックスゲンシンミラージュ1’25.665
D2炭山 裕矢ZEALbyTSDLミラージュ1’19.463

ご注意
本レポートおよび結果表はJDCEAが独自に取材・入手したもので、JAFの公式発表ではありません。内容に誤りや他の発表と異なる場合がありますので、参考資料としてご覧ください。