2025年JAF全日本ダートトライアル選手権 第8戦「ダートトライアル in タカタ」ダイジェスト

開催日:2025年10月12日
会場:テクニックステージタカタ
天候:晴れ
路面状況:ドライ

2025年全日本ダートトライアル選手権第8戦「DIRT TRIAL in TAKATA」は、第2戦に引き続き広島県のテクニックステージタカタで開催された。当日は秋晴れのいい天気のなか、今年最後の全日本選手権で熱い戦いが繰り広げられた。

PNE1クラス 内藤3勝目でチャンピオンを獲得

今回シリーズ4回目の成立となり、3戦以上の成立でシリーズが成立するため、タカタの成績によってはシリーズチャンピオンが誰になるかという状態での戦いとなった。そんな中、1本目、2本目ともベストタイムを叩き出した内藤が完全優勝。「皆さんのおかげで最終戦まで辿り着けて、いい結果で報いる事が出来たのでとても嬉しいです。」と内藤。会社の都合などで一時期ダートラから離れていた内藤だったが、人生を「ダートラに助けられたな。ダートラで元気もらって。」と語り、「ダートラ!サイコー!!」を締めくくっていた。

PN1クラス 昨年チャンピオン飯島が意地の勝利

PN1クラスもチャンピオンが確定していないクラス。チャンピオン対象者は南と飯島だが南がこれまで3勝に対して飯島は2勝と南が一歩リードしていた。1本目のトップは東北の工藤(フィット)だったが、飯島はチャンピオンのためには勝つしかない。2本目は飯島が意地の逆転を見せ3勝目を挙げ、「ここの優勝だけは自分が獲ると覚悟を決めて臨み、最終戦は一番高い所に立ちました。」とその気合で勝ちを手繰り寄せたが、女神は振り向いてくれず、南が2位となり初のチャンピオンを獲得した。

PN2クラス 張間が4勝目を挙げチャンピオン獲得!

PN2クラスもチャンピオンが確定していないものの、張間が有利の最終戦。しかも、第2戦のタカタで初めて来たのに優勝したゲンのいいコース。逆にチャンピオン対象相手の奈良は絶対に勝たないといけないという条件。そんな中、張間は1本目から快走を見せ結果的には両ヒートともベストを奪い今季4勝目を挙げ、初のチャンピオンを決めた。張間は「決勝2本目はかなり失敗してしまいましたが “気合” で走り切りました!」と気合勝ちをアピールしていた。

PN3クラス 竹本が3連勝でシリーズに花を添える

前戦で竹本がシリーズチャンピオンを確定させたPN3クラス。18台が出走する中、王者の竹本は最終戦でも圧倒的な強さを見せつけました。公開練習から2位に2.5秒差をつける驚異的なタイムで他を圧倒。その勢いのまま全ヒートトップを飾り、後半戦で無傷の3連勝を達成しました。 「チャンピオンは決まってましたが、自分を追い込んでかなりのプレッシャーをもって走りました」との言葉通り、プレッシャーを跳ね除け揺るぎない王者の貫禄を見せつけた。

Nクラス 細木が2勝目

こちらもチャンピオンが決まっていないクラス。岸山のGRヤリスと細木のランサーエボXの一騎打ちとなったが、チャンピオン争いは岸山が圧倒的有利。どうしてもチャンピオンを獲りたい岸山は1本目ベストを奪う。しかし、負けられない細木は2本目で逆転し2勝目を挙げた。岸山は2位だったが念願のシリーズチャンピオンを獲得した。細木は「勝ったけど負けた…」と言葉も少なかった。

SA1クラス 渡邉が初チャンピオンを獲得

SA1クラスも渡邉が有利とはいえまだチャンピオンが決まっていない。対象はスイフトATに乗る葛西キャサリン伸彦。しかし、タカタを得意とするキャサリンは何故か失速。しかもSA1クラス前に散水がありその影響はぬぐえず。そんな条件のなか、若手伸び盛りの渡邉は両ヒートともベストタイムを叩き出し優勝、初のチャンピオンを勝って決めた。渡邉は「今年のリザルトは師匠小山氏の教えが本当に大きいです。改めて小山さんありがとうございました。」と師匠に感謝しきりだった。

SA2クラス 岡本が勝って2年連続チャンピオンを決める

チャンピオンは決まっていないものの、対象の浜が前戦クラッシュしたため今大会は不参加となり、圧倒的優位な岡本。その優位さがリラックスを呼んだか、両ヒートともベストタイムを叩き出しての完全優勝で全日本選手権2連覇を達成した。
岡本は「最後まで攻める気持ちを忘れずに気合で目いっぱい頑張りました。」を攻め切ったことを勝因に挙げ、「来年また1番てっぺんで喋れるように頑張りたいと思います。」と来年に向けての抱負を語っていた。

SCクラス 目黒が6勝目で満点チャンピオン

SCクラスは前戦のいなべラウンドで目黒がチャンピオンを決めているが、当然、タカタの優勝を狙う選手ばかり。そんななか、目黒は快走を見せ両ヒートともベストタイムを叩き出し、他を寄せ付けず6連勝を飾った。これで有効6戦全戦優勝となり満点チャンピオンを獲得した。目黒は「前戦のいなべでチャンピオンが決まってたんで俺に出るなという人もいましたけど、ここはね、チャンピオンとして広島でも勝って、満点チャンピオン決めたかったので、頑張って走りました!」とチャンピオンの意地を見せつけた形となった。

D1クラス 地元鈴鹿が久しぶりの優勝

D1クラスもチャンピオン争いが最終戦にもつれたクラス。そんな中、なんとしてもチャンピオンを獲りたいパッション崎山MR-Sは1本目2位。ここでトップに立ったのは地元中国地区からスポット参戦している鈴鹿シビック。鈴鹿は2本目もベストを奪い8年ぶりの全日本戦優勝を飾った。「こういう全日本選手のそうそうたるメンバーの中で、とにかく地元の意地で、とにかく今回勝ちたいということで、念願が叶ったんで本当に嬉しいです。」と喜びを爆発させていた。パッション崎山は2位に入り、D1クラスの初代チャンピオンを獲得した。

D2クラス 田口勝彦が満点チャンピオン獲得

D2クラスは既に田口勝彦HKSランサーがチャンピオンを決めているが、満点チャンピオンを阻止すべく各選手が全開でアタック。しかし、田口もまけずに激しい走りを見せ、両ヒートベストタイムで完全優勝。3連勝で今季6勝目、満点チャンピオンで3年連続チャンピオンを決めた。田口は「チームのみんながいい状態で車をつくってくれたおかげで、最高の形でドライビングができました。」とチーム一丸での勝利であることを強調していた。そして「これからもオーバーオールタイムと勝利にこだわって勝ち続けたい」とまだまだ速く走り続ける決意を語っていた。

リザルト

ClassNameCarBest Time
PNE1内藤 聡アオイATSカヤバDLスイフト1’58.849
PN1飯島 千尋Moty’S☆DLスイフト神速1’59.847
PN2張間 健太DLクスコWM・ラブカスイフト1’54.848
PN3竹本 幸広YH・KYB・スラパ・GR861’56.499
N細木 智矢MJTDLSWKレイルランサー1’46.875
SA1渡辺 知成BFA・DLクスコWMシビック1’55.083
SA2岡本 泰成DLアルテックおかつねランサー1’44.987
SC目黒 亮CUSCO DL GRヤリス1’44.290
D1鈴鹿 浩昭DL-SPIRITインテグラ1’53.403
D2田口 勝彦HKSランサーエボリューション1’41.757

ご注意
本レポートおよび結果表はJDCEAが独自に取材・入手したもので、JAFの公式発表ではありません。内容に誤りや他の発表と異なる場合がありますので、参考資料としてご覧ください。