2025年JAF全日本ダートトライアル選手権 第6戦「2025年 東北ダートトライアル IN KIRIYANAI」ダイジェスト

開催日:2025年7月20日
会場:サーキットパーク切谷内
天候:晴れ
路面状況:ドライ

2025年の全日本ダートトライアル選手権第6戦「2025年東北ダートトライアル IN KIRIYANAI」は青森県はサーキットパーク切谷内で開催された。

当日は天気予報通りの晴れ、最高気温は33.2度と暑くなったが、気温に負けない戦いが繰り広げられた。

PN1クラス 病にも負けず今季初優勝、ベテラン工藤

19台出走のPN1クラス。終始戦いをリードしたのは地元の大ベテラン工藤フィット。坂本、南といった若手も食い下がったが、「2週間前に尿管結石が発覚、なぜこのタイミングで!と危うく大会欠席になるかと思いましたが、奇跡的に大会当日に血尿が無くなりました。」と病にむしばまれつつも、結果としては第1ヒート第2ヒートともにトップを奪う完全優勝だった。

PN2クラス 若手奈良が連勝を飾る

13台出走のPN2クラス。このクラスは青森のトップトライアラー佐藤卓也がおり佐藤優位かと思われたが、ふたをあけてみたら奈良が気合の走りを見せ第1ヒート第2ヒートの両ヒートでトップを奪う完全優勝。遅刻癖を仲間に色々言われたりもするが「本大会のためにわざわざ千葉から一緒に来てくれたサービスが、出走までの間僕の緊張をほぐしてくれたのが、良い走りが出来た要因だと思います!」と仲間の協力に感謝しきりだった。

PN3クラス 竹本が逆襲、今期2勝目

14台出走のPN3クラス。前戦、ホーム(管理人)グラウンドのエビスでまさかの惜敗の竹本、「その悔しさを糧に切谷内に向けてやってきた」。ハード面では新GTウィングの導入、ソフト面ではそれを使いこなすための練習、としっかりと準備をしてきた。その成果は炸裂、第1ヒート第2ヒートともベストタイムの完全優勝。「前半戦は徳山選手に負け越しましたが後半戦でしっかり速さをみせつけてシリーズを獲りたいと思います。」とチャンピオン獲得宣言も飛び出した。

Nクラス チャンピオン細木がなんと今季初優勝

18台出走のNクラス。これまで上位にはからむものの1勝が遠かったディフェンディグチャンピオンの細木。として挑戦している今年、第1ヒートも団子の中に埋もれてしまうも、第2ヒート渾身の走りを見せて逆転優勝。「いつもサポート、励ましをくれるチームの皆んなに良い報告ができて嬉しく思います。」と仲間への感謝を忘れなかった。「まだまだここからシリーズを面白くしていきたいと思います」と言っていたが、言うまでもなくNクラスは四つ巴のチャンピオン争いでシリーズ終盤戦へ突入することになる。

SA1クラス 最若手? 渡邊知成が今季2勝目

18台出走のSA1クラス。第1ヒートはここ切谷内でも優勝経験のある花見がトップに立つ。しかし第2ヒートになると緊張からか自爆、下位撃沈。代わって第2ヒートトップに立ったのは学校を卒業できたのかというぐらい若い渡邊。若者らしいバカ踏みを見せ、今期2勝目を挙げた。「CUSCOレーシング、BFアクションはじめとする関係者の応援に感謝したいと思います。」と殊勝な言葉を発していた。昨年優勝しているディフェンディングチャンピオンの河石は「タイヤ選択も含めて消極的だったかな」と反省していた。

SA2クラス 浜が3勝目。チャンピオンに一歩リード

17台出走のSA2クラス。第1ヒートトップに立ったのはチャンピオン岡本。「1本目は、コースを精度良く覚える事が出来なかったので、上手く走れませんでした。」という浜は2本目に向けて逆転すべく「1本目の走行中の映像での復習はもちろん、慣熟歩行では、自ら走ってコースの隅々まで確認しました!」と起死回生の一撃を見せて逆転優勝。これで参加しなかった北海道スナガワラウンドを除くと3連勝、有効ポイントを考えるとチャンピオン争いは一歩リードか。

SCクラス 目黒が4連勝もチャンピオンはおあずけ

16台出走のSCクラス。「今回1位獲ってチャンピオン獲ろう!」と思っていたと目黒。しかし、第1ヒートトップに立ったのは関東の國政。なんとトップゼッケンでベストで折り返し。しかし、そのままでは終わるわけがなく、逆転優勝を手繰り寄せた目黒だったが「しぶとい上村選手が2位になってしまい(笑)、チャンピオン獲得は次戦に持ち越しとなってしまいました。」と上村選手のしぶとさに舌を巻いていた。次戦いなべラウンドでチャンピオンが確定するか。

D1クラス 圧勝パッション崎山

11台出走のD1クラス。今回はパッション崎山の圧勝。第1ヒートのタイムすら誰も越えられず。「前戦エビスラウンドで志村さんが2勝目を獲得したので、今回は絶対に負けられないという思いで挑みました。」というパッション崎山。「MR-SをベースにD車両を製作した当初はコースを選ぶマシンになると思っていましたが、スポンサー各社のご協力のおかげでどんなコース、コンディションでも自信を持って戦えるマシンに仕上がってきました。残り2戦も勝ってチャンピオンを獲りにいきます。」とチャンピオン獲得に向けてさらなるブーストアップを宣言。

D2クラス 田口が優勝、3年連続全日本チャンピオン獲得!

10台出走のD2クラス。今回優勝すればチャンピオン確定の田口だったが「昨年優勝している切谷内大会でしたが、今回、コースのグリップが少し低く、車両のセッティングが合わず苦労しました。」と第1ヒートは最近調子を上げてきた鎌田がトップを奪う。しかし、自称卓上セッティングの達人田口は「なんとか公開練習、本番1本目とセッティングを変更して、本番2本目のラスト1本に満足出来る所まで持って来ることが出来ました。」と第2ヒートに合わせ込むことに成功、逆転で今季4勝目、自力でチャンピオンを決めた。田口はこれで3年連続で全日本チャンピオンを獲得。

リザルト

ClassNameCarBest Time
PN1工藤 清美工藤ホンダDLワコーズフィット1’37.310
PN2奈良 勇希ブリッドDLレプソルスイフト1’33.787
PN3竹本 幸広YH・KYB・スラパ・GR861’36.196
N細木 智矢MJTDLSWKレイルランサー1’28.956
SA1渡辺 知成BFA・DLクスコWMシビック1’33.677
SA2浜 孝佳XPL・ADVANランサー1’27.874
SC目黒 亮CUSCO DL GRヤリス1’26.738
D1パッション崎山DL☆ラブカ☆テインMRS1’32.286
D2田口 勝彦HKSランサーエボリューション1’25.140

ご注意
本レポートおよび結果表はJDCEAが独自に取材・入手したもので、JAFの公式発表ではありません。内容に誤りや他の発表と異なる場合がありますので、参考資料としてご覧ください。